こいつもまた、友人Sのもので、借り物です。確か岡山の島村楽器で購入。ということで手許にあるので、少し詳しく説明できます。 フロントパネルは左から、INPUTボリューム、MIXボリューム、OUTPUTボリューム。EQ LOWゲインコントロール、EQ HIGHゲインコントロール。EFFECTセレクター、PATTERNセレクター。EDIT1コントロール、EDIT2コントロール。それからINPUTとMIXの間にLEDがあり、普段点灯している緑から橙色に変わってピークを知らせます。EFFECTとPATTERNの間にはBANKスイッチがあります。EFFECTセレクターとPATTERNセレクター以外のツマミにクリックは付いていません。基本的にBANKのAかBを選択して、EFFECTでおおまかなタイプを選んだあと、PATTERNとEDITの1、2でもう少し細かく設定を変更していきます。それでは実際のエフェクトを見ていきましょう。 (パターンについては1から16までのバリエーションがありますが、1は推奨セッティングになっています。以下の表ではそれを省略し、2〜16の変化幅を示してあります。) BANK A エフェクト
解 説
パターン
EDIT1
EDIT2
1.Hall
中規模のコンサートホールのシミュレーション
リバーブタイム 0.5sec〜3.8sec
Diffusion
Attack
2.Room
リハーサルスタジオ風の、デッドな部屋のシミュレーション
リバーブタイム 0.5sec〜3.3sec
Diffusion
High Cut
3.Plate
低音域の豊かなリバーブ
リバーブタイム 3.0sec〜9.0sec
Pre Delay 0〜100ms
High Mpy(高音のリバーブ音の長さ)
4.Vocal
サウンドに奥行きや厚みをつける、ボーカル向き
リバーブタイム 1.7sec〜4.5sec
Pre Delay 0〜100ms
Attack
5.Ambience
サウンドに明るい響きと奥行きを与える
リバーブタイム 0.6sec〜3.4sec
High Damp
Density(リバーブの密度)
6.Orche.
フワッとした広がり感と厚みをつけるリバーブ
リバーブタイム 0.5sec〜3.3sec
Pre Delay 0〜100ms
Density
7.Session
小さな部屋のライブな雰囲気をシミュレート
リバーブタイム 0.6sec〜3.4sec
Diffusion
High Cut
8.Studio
天井が高く、広いスタジオの残響音
リバーブタイム 0.5sec〜3.3sec
Pre Delay 0〜100ms
High Cut
9.Percus.
さまざまなパーカッションに使える、オーソドックスなリバーブ
リバーブタイム 0.6sec〜3.4sec
Diffusion
High Damp
10.Drums
スネアやタムにかけて音に厚みをつけるリバーブ
リバーブタイム 0.5sec〜3.3sec
HIgh Damp
Density
11.Soio
プリディレイの効いた、リード系のソロ用リバーブ
リバーブタイム 2.3sec〜55sec
Pre Delay 0〜100ms
High Cut
12.Gate
スネアに最適の、過激なゲートリバーブ
ゲートタイム 88〜1,152msec
Density
Gate Threshold
13.Power
重量感のあるゲートリバーブ
ゲートタイム 88〜1,152msec
High Damp
Gate Threshold
14.Reverse
テープレコーダーの逆回転のような効果
ゲートタイム 88〜1,152msec
Diffusion
Gate Threshold
15.Delay
L/R間で反対側にフィードバックをかけ、最大740msのロングディレイが得られる。EDIT1/2でL/Rのディレイタイムを設定する
2〜8:フィードバックが少なく、ディレイタイム幅は0.4〜180ms
9〜16:フィードバックが多く、ディレイタイム幅は11〜370ms
Delay Time1 0.4〜180msまたは11〜370ms
Delay Time2 0.4〜180msまたは11〜370ms
16.Echo
完全2チャンネル仕様のエコー。EDIT1/2でL/Rのディレイタイムを設定する。
2〜8:フィードバックが少なく、ディレイタイム幅は0.4〜180ms
9〜16:フィードバックが多く、ディレイタイム幅は11〜370ms
Delay Time1 0.4〜180msまたは11〜370ms
Delay Time2 0.4〜180msまたは11〜370ms
エフェクト
解 説
パターン
EDIT1
EDIT2
17.Chorus
L/Rで合計6ボイスからなるコーラス
Mod Depth
ModDelay
ModFreq 0.13〜1.39Hz
18.Flanger
スイープ範囲の広いフランジャー
ModFreq 0.1〜1.9Hz
ModDepth
ModF/B
19.Pitch
ピッチを上下1オクターブまでシフトするピッチシフター。パターンを切り替えると、長音階に沿ってピッチシフト量が変化します。
2〜8:マイナス方向へのピッチシフト。10〜16:プラス方向。9:デチューン効果
SemiToneShift
DetuneWidth Pattern2〜8:0〜+13Cent Pattern10〜16:0〜-7Cent
20.Tremolo
ディレイ機能のついたL/Rが逆位相のトレモロ
ModFreq 0.14〜5.24Hz
DelayTime 11〜370ms
DelayF/B
21.ZNR
ズームノイズリダクション。
Threshold
Depth-L
Depth-R
22.Cho+Rev
コーラスとリバーブの縦列接続
ModDepth
RevTime 0.5〜3.3sec
RevMix
23.Fla+Rev
フランジャーとリバーブの縦列接続
ModDepth
RevTime 0.5〜3.3sec
ModDepth
24.Pit+Rev
ピッチシフターとリバーブの縦列接続
2〜8:マイナス方向へのピッチシフト。10〜16:プラス方向。9:デチューン効果
RevTime 0.5〜3.3sec
RevMix
25.Cho/Rev
Lチャンネルがコーラス、Rチャンネルがリバーブの並列エフェクト
ModDepth
RevTime 0.5〜3.3sec
RevMix
26.Fla/Rev
Lチャンネルがフランジャー、Rチャンネルがリバーブの並列エフェクト
ModFreq
RevTime 0.5〜3.3sec
RevMix
27.Pit/Rev
Lチャンネルがピッチシフター、Rチャンネルがリバーブの並列エフェクト
2〜8:マイナス方向へのピッチシフト。10〜16:プラス方向。9:デチューン効果
RevTime 0.5〜3.3sec
RevMix
28.Trem/Rev
Lチャンネルがトレモロ、Rチャンネルがリバーブの並列エフェクト
ModFreq
RevTime 0.5〜3.3sec
RevMix
29.Cho/Echo
Lチャンネルがコーラス、Rチャンネルがエコーの並列エフェクト
ModDepth
RevTime 11〜370ms
EchoMix
30.Fla/Echo
Lチャンネルがフランジャー、Rチャンネルがエコーの並列エフェクト
ModFreq
RevTime 11〜370ms
EchoMix
31.Pit/Echo
Lチャンネルがピッチシフター、Rチャンネルがエコーの並列エフェクト
2〜8:マイナス方向へのピッチシフト。10〜16:プラス方向。9:デチューン効果
RevTime 11〜370ms
EchoMix
32.Trem/Echo
Lチャンネルがトレモロ、Rチャンネルがエコーの並列エフェクト
ModFreq
RevTime 11〜370ms
EchoMix
今では1204や1201が後発して1202が目当ての人はほぼいないと言っていいでしょう。1204は少し価格が上なのですが、1201とは価格でいい勝負。加えてボコーダやローファイなどのエフェクトまで搭載しているので、もはや1202の価値は常時EQが使用できるということしかありません。まあ、しょうがないです。
(1998.07/11)
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YAMAHA | QY10 |
KORG | SIGNALDELAY |
YAMAHA | QY20 |
ZOOM | STUDIO1202 |
YAMAHA | TG300 |
ASCII | オトッキー |
KORG | X3R |
ENSONIQ | SQR Plus32voice |
KORG | TRINITY |
BIT2 | シンセサウルス |
Roland | MC303 |
YAMAHA | QY10追加分 |
ROCKSTEREO | |
YAMAHA | TX802 |
KORG | TRINITYプレイバックサンプラー |
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